鹿児島地本薩摩川内出張所(所長・髙倉2陸佐)は10月25日、鹿児島純心大学で開催された「第31回鹿児島純心大学大学祭」で自衛隊広報ブースを出展した。
今年度は、「青春ハイライト~とびきりの今日にきがえよう~」をテーマに開催され、在校生や来場者を楽しませるため、さまざまな催し物が企画された。
ステージイベントでは吹奏楽、バンド演奏、ダンス、コンサート、トークショーなどが実施され、学内外の模擬店・屋台の出店のほかに、ワークショップ、鹿児島純心大学名物のアップルパイの販売、抽選会など会場はにぎわいをみせた。
薩摩川内所が出展した自衛隊広報ブースには、延べ138人が来場。8施設大隊(川内=大隊長・弘山2陸佐)から支援を受けた車両展示(73式小型トラック、偵察用オートバイ)、制服試着体験と無料ガチャガチャ、採用相談コーナーを開設。新たな企画としてドーランの塗布体験と偽装体験(かくれんぼ)などを実施し、自衛隊の認知度向上を図った。
制服を試着し、ドーランを塗布して写真を撮った人たちは、「貴重な体験になりました。仮装したハロウィンのような気分になり、楽しかったです」「自衛隊の装具は初めて装着しました。敬礼! して皆で写真撮ろうよ」との声が挙がったほか、実行委員に制服着用でドーランを塗布した格好をしてもらい、効果的に自衛隊を広報することができた。
また、偽装体験では、ドーランを塗布して草むらに隠れた人を探し当てるゲームを企画。隠れた人は「ドキドキした気持ちでした。とても楽しかったです」探した人は、「陸上自衛隊は日頃こんなことしているのですね。草と同化して全然分からなかったです」と陸自に興味津々の模様だった。
加えて、新たな試みとして、制服試着姿を撮影し、それを缶バッジにして配布した。薩摩川内所としては初の取り組みで、缶バッジを受け取った人から「すごくうれしいです。すぐにバッグにつけます」との感想もあがり、好評だった。
薩摩川内所は「引き続き、担当する地域イベントなどに積極的に参加し、地域との交流の輪を大切にしながら、より多くの方々に、防衛省・自衛隊の認知度向上につながる活動を継続していく」としている。