大型商業施設で募集・広報イベントを開催|熊本地本

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ヘリコプターに夢中のこどもたち


 熊本地本(本部長・笹島1陸佐)は2月22日、熊本県菊陽町に所在する大型商業施設「ゆめタウン光の森」の駐車場で、募集・広報のイベントを開催した。

ゆめタウン光の森は、多くの専門店、シネマコンプレックスを有し熊本県内のゆめタウンの店舗としては最大級の大型ショッピングモール。たくさんの人でにぎわっている店舗で、数年前から店内の一角に自衛官募集ブースを開設している。

 昨年のイベントは、自衛隊ファッションショーを屋内で実施して非常に盛り上がったが、屋外での装備品展示は大雨により来場者は少数だった。

 今回は屋外のみのイベントだったため、天候に恵まれるよう祈りながら当日を迎えた。

 天候は「曇りのち晴れ、今年一番の寒気!」。風は非常に冷たかったが、来場者は、16式機動戦闘車や中距離多目的誘導弾の前のほか、観測用ヘリコプターに搭乗して、偵察用オートバイにまたがって―と、各部隊から計6両の支援を受けた会場は記念撮影で盛り上がった。


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各部隊から支援で盛り上がった装備品展示


 また、子供に人気の射的(北熊本駐曹友会の協力)、ミニ制服試着、キッチンカーによる飲食コーナー、店内では熊本地本のマスコットキャラクター「ゆうポン」の呼び込みもあり、今回は約800人が来場した。


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人気の射的コーナー

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キッチンカーも勢ぞろい

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熊本地本のマスコットキャラクター「ゆうポン」とのふれあい


 来場者からは、「最近、自衛隊のイベントが多いですね。次はどこでやるんですか」「熊本地本のSNSを見てきました」「今度、西部方面隊の記念行事を楽しみにしています」などの声が多数あり、改めて地域の皆さまに関心を持ってもらっていると感じることができた。

 店側からは「地域貢献」の位置付けで「今後も、自衛隊と引き続き良い関係を続けていきたい」との言葉があり、自衛隊に対するさらなる理解促進も図れた。

 熊本地本は「各関係協力団体および地域の皆さまのご協力の下、これからも地域と一体となった募集広報活動を部所員一同、努めてまいります」としている。


自衛隊熊本地方協力本部


<編集部より>

休日のひと時、ショッピングモールに買い物に来ていた親子連れがいました。母親と手をつないでいた子供がいきなり、指を差して思わず、「ショッピングモールから『戦車』が出てきたよ!」と叫びました。「そんなこと、あるわけがないじゃない」と答える母親が、その指の先を見ると、何と…。

今では珍しくなくなったショッピングモール(センター)と戦車(装甲車、機動戦闘車など)の「ミスマッチ」といえる光景です。そこには、自衛隊の車両が街中にいるという非日常といえる光景があるからでした。自衛隊のPRイベントを知らずに足を運んだ人にとっては、ビックリ仰天だったことでしょう。

でも、今は違います。こうしたイベントは増加の一途です。自衛隊にとっては、多くの人が集まる場こそ、知ってもらうには最適だからなのです。

本日は、熊本地本の報告の紹介です。熊本県菊陽町にある県内有数のショッピングモール「ゆめタウン」で募集ブースを開設し、16式機動戦闘車や観測用のヘリコプターを見るだけでなく、偵察用オートバイにまたがる体験も。さらには、射的、飲食コーナーなどを提供し、遊べる要素もふんだんに詰め込んでいました。800人にも上る人たちが足を運んだようです。

最初は恐る恐る、車両などに近づき、じっと眺めていた親子連れ。隊員の柔和な表情と言葉を受けて次第に興味を持ち始め、車両を触り、ヘリに搭乗し、キャラクターも登場。キッチンカーの匂いにも誘われ、何倍も楽しい「買い物」となったことでしょう。

自衛隊車両が街中にいること自体、普段はないこと。知らずに見かけた人の中には、何か緊急事態が起きたのか、と思ってしまうことがないとはいえませんが、そこは「逆の発想」でいいんじゃないでしょうか。いつもはいるはずがないものがいる。驚きでも不思議でも、少なくともそう思った人は、一瞬でも興味を持つわけです。

ショッピングモールと16式移動戦闘車の構図が多くの人にウケ、非日常という意味で関心を寄せてくれれば、あとはさまざまな遊び心満載の材料が飛び込んでくるのです。自衛隊が各地で実施する、こうしたイベントでは欠かせない「出し物」が後押しをしてくれ、自衛隊を日頃見ることがないような一般の人にも自衛隊を知ってもらえるような「すてきなイベント」となるのです。

かつて、自衛隊は一般とは距離があり、興味・関心すらなかなか持ってもらえない時代もあったかと思いますが、災害派遣活動での活躍なども相まって次第に理解へとつながってきた感があります。自衛官不足が叫ばれる中、PRはもうひと踏ん張りです。防衛日報もその広報活動をこれからも積極的に続けていきたいと思います。