大阪地本渉外広報室(室長・小林2陸佐)は10月4、5の両日、「天保山まつり」にあわせ、大阪港桜島岸壁(大阪市此花区)で護衛艦「あまぎり」の艦艇広報を実施した。
あいにくの空模様にもかかわらず、多くの家族連れやカメラ愛好家が訪れた。また、「あまぎり」の計らいにより、アンケートに協力してくれた募集対象者には特別見学も実施された。
翌5日は、募集対象者らを対象とした特別公開を実施。来場者は、乗員の丁寧な案内と説明により、一様に感激の表情を浮かべており、海自の活動をより深く知ってもらう絶好の機会となった。
続く10月19日には、堺泉北港大浜埠頭(堺市堺区)で掃海艇「みやじま」の艦艇広報を実施した。
曇り空の下、小柄ながら機動力に優れた艦の姿を一目見ようと多くの来場者が足を運び、乗員が丁寧に説明する掃海活動の重要性や安全確保の取り組みに、熱心に耳を傾けていた。
岸壁では、海自舞鶴地方総監部広報推進室が広報ブースを展開し、制服の試着をはじめ海自の魅力を発信。また、陸自37普連(信太山駐)の支援による装備品展示を実施するとともに、大阪地本マスコットキャラクター「まもるくん」も岸壁のみならず、艦上にも登場。多くの家族連れが足を止めて記念撮影を楽しんでいた。
どの艦艇広報も、来場者からは「艦橋にまで昇れて感激しました」「並んでいる間も艦の人が説明や豆知識などを紹介してくれ、飽きずに待てました」など、多くの喜びの声が聞かれた。
大阪地本は「陸海空各部隊などの支援や協力を得ながらさまざまなイベントを企画し、多くの方々に自衛隊の活動や魅力を発信して一人でも多くの入隊や入校につなげるべく、本部各課、地区隊、広報官がワンチームとなって募集広報活動を展開していく」としている。