桜島の教訓から学ぶ防災 祭りで自衛隊ブース人気集める|鹿児島地本

セクション画像
多くの人が立ち寄る鹿児島地本ブース

防衛日報 2025年8月19日付


 鹿児島地本(本部長・川畑1海佐)は7月15、16の両日、「照国神社六月燈」に合わせて開催された鹿児島ケータリング協会主催の防災イベント「桜島大噴火・自然災害に備えよう」に参加した。


 防災イベントは、桜島をはじめとする活火山を有している鹿児島県民に対し、身近な火山防災や自然災害をテーマに、鹿児島市危機管理課、九州送配電鹿児島支社、NTT西日本などが参加した。


  鹿児島地本は、来場者に対する防災意識の啓発を目的として「令和2年熊本地震災害派遣」「令和6年能登地震災害派遣」の災害派遣活動状況のパネル展示、非常用糧食、装備品展示ブースを開設するとともに、関係機関と連携強化を図り、鹿児島県民の防衛省・自衛隊への理解を深めた。


セクション画像
賑わうブース


 地本のブースを訪れた人たちは、災害派遣活動パネル見学、3日分の糧食・着替えなどを梱包(こんぽう)した約15キロの背のうを背負う体験や、非常用糧食を手に取って使用方法を質問するなど、多くの人たちに自衛隊への理解促進につながる広報活動となった。


セクション画像
約15キロ背のうを体験する高校生の様子

セクション画像
背のう体験にチャレンジ


 来場者からは、「こんな重いものを背負って活動するんですね」「お祭りに来て、自衛隊の車に乗れるとは思ってもみなかったです」、中には「人の役に立ちたくて体を鍛えています。応援しています。頑張ってください」などの感想、応援の言葉があった。


セクション画像
記念撮影を楽しむ来場者


 鹿児島地本は「引き続き防災イベントなどあらゆる機会を通じて各関係協力団体との連携強化を図るとともに、多くの県民の皆さまに自衛隊の活動などを紹介する機会を設け、自衛隊に対する理解の促進、自衛隊の認知度の向上に努めていきたい」としている。