斜里町防災訓練で炊き出しに車両展示 住民と交流深める|美幌駐屯地

第6即応機動連隊

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手際よく豚汁を調理

防衛日報 2025年10月2日付


 美幌駐6即応機動連隊3普通科中隊(中隊長・田中1陸尉)は9月7日、斜里町が主催する「令和7年度斜里町総合防災訓練」に参加した。

 

 訓練では炊事、車両展示を実施し、訓練の円滑な運営に寄与するとともに、自衛隊への理解の深化、地域住民との一体感の醸成を図ることを目的に参加した。


 3普通科中隊は斜里町より依頼を受け、斜里町立小学校で豚汁の炊き出し、野外炊具1号、96式装輪装甲車の装備品展示を担当した。


 炊き出しは、斜里町が準備した食材を使用し、豚汁300人分の調理を手際良く開始した。調理が完了し、豚汁が参加者に配られると「野外炊具でこんなにおいしいものが食べられるんですね」と大好評で、300人分の豚汁はあっという間になくなった。


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笑顔で美味しい!


 また、車両展示では、初めて自衛隊の車両を間近で見る参加者や各協力団体の人たちが多数集まり、記念撮影の要望や多数の質問に対して、隊員が丁寧に対応した。


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車両の前で記念撮影


 隊員は、消防団をはじめ、関係団体が準備したAR浸水通路歩行体験コーナーなどに積極的に参加し、災害に対する知識の涵養(かんよう)に努め、空き時間を利用して他団体との交流を図った。