齋藤海幕長(右端)と北口海自先任伍長(左端)が、パリ五輪に出場した隊員5人を囲み記念撮影

  パリ五輪で銀メダルを獲得した自衛隊体育学校所属の佐藤大宗2海曹(近代五種男子)ら5人が8月26日、防衛省を訪れ、齋藤海上幕僚長に結果報告を行った。佐藤2曹は同種目で日本勢、海上自衛隊としても初めてメダルを獲得した。さらに新添左季2陸尉(柔道男女混合団体)、高谷大地2陸尉(レスリングフリースタイル74キロ級)の2人の銀メダリストも夢の舞台での戦いぶりを伝えた。

左から齋藤海幕長、佐藤2海曹、北口海自専任伍長

 パリ五輪では、体校から5競技で7人の隊員が出場。このうち、銀メダリスト3人のほか、石黒隼士2陸曹(レスリングフリースタイル86キロ級)、内田美咲3陸曹(近代五種女子)が齋藤海幕長に結果を報告した。

 齋藤氏は「日本国民、そして自衛隊全体に勇気と感動を与えてくれた」と隊員たちをねぎらった。また、海自の不祥事を挙げた上で「前向きにがんばろう」との訓示を伝えるために全国の部隊を回る予定で、佐藤2曹には「一緒に回って、隊員の背中を押してほしい」と呼び掛けた。