海賊対処行動のため、ジブチ港から出航する護衛艦「さざなみ」(2019年9月21日)
イスラエルとハマスの武力衝突を契機に中東海域が緊迫化する中、ソマリア沖アデン湾に向けて2月1日から、第47次海賊対処行動水上部隊として派遣される海上自衛隊の護衛艦「さざなみ」の装備が、民間船舶が攻撃されるとの想定で追加されることが分かった。酒井良海上幕僚長が30日の会見で明かした。紅海やアデン湾周辺海域では、イエメンの親イラン武装組織フーシ派が日本のほか、イスラエル、米英といった関係船舶を攻撃するなど、事態収束の見通しが立っていない。