木原稔防衛大臣は10月19日午後の会見でウクライナのウメロフ国防大臣と電話会談を行ったと明かした。防衛装備品の供与や傷病兵の受け入れなど引き続き支援していく方針を伝えたという。
木原氏は会談でウメロフ氏から「防衛・省自衛隊によるウクライナへの装備品などの提供について改めて深い謝意が述べられた」と話した。さらに木原氏は「装備品のほか、ウクライナ負傷兵の受け入れなど、引き続き可能な限りの支援を行っていく」と伝えたという。
このほか、ウメロフ氏に対して「ロシアによるウクライナ侵略は、国際社会が長期にわたる懸命な努力と多くの犠牲の上に築き上げてきた国際秩序の根幹を揺るがすものだ。このような行為は断じてと認められず、我が国としても国際社会と結束し断固たる決意で対応する」と話した。
防衛省は今年5月、ウクライナへ高機動車や資材運搬車など約100台のほか、非常食約3万食を提供した。このほか、3月には防弾チョッキやヘルメットなどを支援物資として同国へ送っている。9月には2回目となるウクライナ負傷兵2人を自衛隊病院で受け入れた。