観閲行進
〈編集部より〉
1面に続き、2面は陸自2師団創立73周年、旭川駐屯地開設71周年記念行事です。防衛日報では今年2月、旭川駐屯地を取材したご縁もあり、この日の観閲式典などに立ち会う機会をいただくことができました。観閲式での90式戦車などの迫力ある行進など、部隊ならではの圧倒的な迫力は寄せられた写真、弊社編集部員撮影の写真などをご覧いただければよく分かるのではないかと思います。スローガンの「威風堂々」だけでなく、会場に足を運んだ地域の人たちが驚き、楽しめる、そんなイベントとなった上、もう一つのスローガン「地域と共に」も実現。地域と一体となった節目の行事にもなったようです。
この日は、4月の沖縄・宮古島沖のヘリ事故で殉職した10人の隊員に対する葬送式が熊本・健軍駐で執り行われていました。そして、故坂本前8師団長が2師団や北海道の部隊勤務に大きな関わりがあったこともあり、国旗には黒リボンを付けて弔意を示し、音楽隊も演奏。いただいた歌詞のタイトルには「故坂本陸将を偲んで」の文字が書かれていました。思いを込めて歌いあげた「歌姫」らの姿の写真も掲載しました。華やかな式典の中、一方では黙とうなど厳かな場面も。通常の式典とは少し違う趣(おもむき)がプラスされ、行事はかつてない重厚な雰囲気になりました。
2面ほかでは、陸上自衛隊で唯一、在日米陸軍と同じ敷地内に所在する座間駐が米軍主催のスポーツイベントに参加した話もあります。米軍といえば、東日本大震災で真っ先に被災地に駆けつけ、自衛隊などと連携し、さまざまな活動を続けた「トモダチ作戦」がありました。当然のことながら、与えられている任務は異なっても、いざという時の「トモダチ」である日米の連携強化は、普段からの行動が重要なのは言うまでもないこと。座間駐ならではの話でもありました。
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