「久しぶりに来られて良かった」4年ぶり一般来場者は公募で

 <宮城>船岡駐2施設団(団長・黒羽陸将補)は4月8日、同駐で、「第2施設団創隊62周年・船岡駐屯地創設64周年記念行事」を開催した。

巡閲

 今年度は、新型コロナウイルス感染症拡大防止を考慮し、一部招待者を限定するとともに一般来場者を公募により実施した。

 一般来場者を迎え入れることは4年ぶりで、来場者から「訓練展示は迫力があった」「久しぶりに来られて良かった」など記念行事を待ちわびていた声が多数寄せられ、地域の皆様とのつながりを感じることができた。

観閲行進

 記念行事の内容は、感謝状贈呈式、観閲式、方面音楽隊による音楽演奏、観閲行進、「船岡さくら太鼓」の演奏、訓練展示(陣地攻撃)、体験試乗、懇親会、ラグビー親善試合などを行った。観閲行進と訓練展示の間に行った船岡さくら太鼓の演奏では、迫力ある演奏、隊員の雄姿に来場者から盛大な拍手が沸き起こった。

船岡さくら太鼓

体験試乗(92式浮橋による重門橋)

<編集部より>

 本日2面では、船岡駐屯地で開催された「第2施設団創隊62周年・船岡駐屯地創設64周年記念行事」を取り上げました。この時期、活動などをPRする絶好の機会でもある周年行事は各地で実施されていますが、まだまだコロナの影響があり、感染拡大防止対策として一般来場者を公募にしたようです。「当選」した人たちの笑顔が伝わってきそうです。

 周年行事は、「自衛隊を広報する新聞」である防衛日報社としても大きなイベント。可能な限り紹介しているところです。最近は式典のメインでもある観閲行進や訓練展示だけでなく、行事全体の中でさまざまな工夫をしています。船岡駐屯地では今回、「船岡さくら太鼓」の演奏やラグビー親善試合を実施するなど、来場者に思い出として残してもらえるような企画を展開していました。「自衛隊のイベントで見た」と思ってくれるだけでも、自衛隊のことの記憶は残るわけで、効果はあるでしょうから。

 2面ほかでは、美幌駐屯地6即応機動連隊が実施した16式機動戦闘車の錬成射撃の様子、4月下旬から中国海軍の5隻の艦艇が日本列島を周回したり、二手に分かれて先島諸島を挟む形で航行しているのを海上自衛隊が確認したニュースも掲載しました。

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→防衛日報5月26日付PDF