島根県出身 田中1曹による「りんご追分」トランペットソロ

素晴らしい演奏に感動

 島根地本(本部長・中畑1陸佐)は4月23日、石央文化ホール(浜田市)で開催された浜田地区防衛協会主催の「スプリングコンサートinはまだ」を支援した。同ホールでの音楽隊による公演は20年以上前から続いており、浜田市内の高校との共演が恒例となっている。

 今回は、中部方面音楽隊(隊長・伊東2陸佐)が市内4校の吹奏楽部と共演し、約1000人の来場者を魅了した。

 中部方面音楽隊がスプリングコンサートに派遣されるのは8年ぶり。この日を楽しみにしていた生徒や音楽隊ファンの期待に応え、プレコンサート(開演を待つ来場者に向けた短時間のアンサンブル演奏)が披露された。

中部方面音楽隊による演奏(ドラムパフォーマンス)

 続いて、第1部は高校生による演奏、第2部は音楽隊による演奏のほか、音楽隊と高校の合同演奏、浜田市民歌の合唱で会場を盛り上げた。

音楽隊と高校による合同演奏

 来場者からは、「制服姿がかっこよく、素晴らしい演奏に感動した」「島根県出身隊員のソロ演奏があり、うれしかった」などといった声が聞かれ、参加した高校からも、大変貴重な経験ができたと好評だった。

 島根地本は「今後も音楽隊による派遣演奏活動の機会を活用し、市民に対して自衛隊への理解、関心を深めてもらうとともに、自衛官志願者の獲得につなげていきたい」としている。


◆関連リンク
自衛隊 島根地方協力本部
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<編集部より>

 東京・両国国技館で熱戦が続く大相撲夏場所ですが、毎場所、最終日の「千秋楽」の表彰式では自衛隊の音楽隊による国歌演奏が行われます。厳かな空気に包まれ、コロナの制限が緩和されたことで声を出して歌う観客と優勝力士…。自衛隊が奏でるメロディーとともに、場内は最高の雰囲気となっています。国技の舞台で活躍する音楽隊は誇らしいことです。

 本日の1面では島根地本が支援した中部方面音楽隊によるスプリングコンサートの様子を取り上げてみました。音楽隊も自衛隊です。だからこそ、「地域とともに」の精神、気持ちは同じです。最近は地元の中学、高校の吹奏楽部とのコラボや地元出身隊員のソロ演奏など趣向を凝らした内容にするなど、工夫しているのが特徴でしょうか。

 ほかでは、駐屯地創立記念行事の予行日を生かした自衛隊見学会を実施した和歌山地本の報告も紹介しています。「募集広報の日」として組まれるイベントは、募集対象者や援護企業関係者にとって現場の雰囲気を味わえる絶好の機会。ここでも「地域」を大事にし、理解をしてもらう自衛隊の努力が見えます。こちらはトップ記事として紹介しています。

続きはPDFにて防衛日報をご覧ください。

→防衛日報5月18日付PDF