<静岡>板妻駐34普連(連隊長・水野1陸佐)の自衛官候補生課程教育隊は4月10日、同駐で装備品展示、訓練研修を行った。
陸上自衛隊への理解を高めさせることを目的とし、34普連が普通科の特性などについて展示・説明を実施するとともに、同じく駐屯地に所在する1後方支援連隊2整備大隊3普通科直接支援中隊の整備工場を研修。武器科職種について学ぶなど、候補生は各訓練場を回り、特殊卸下(しゃが)、狙撃、ドローン、偵察用オートバイ、第一線救護、迫撃砲などの各訓練、小火器、人命救助セットなどの装備品や通信器材の取り扱い要領、また、拳法、銃剣道の訓練の様子を研修した。
候補生たちは、それぞれの訓練、装備品の展示・研修で現場の隊員の説明に真剣なまなざしで聞き入り、積極的にメモをとって質問するなど、陸自への理解を深めている様子だった。
<編集部より>
4月に自衛官候補生として入隊した若き精鋭たち。早速、過酷な訓練が待っていました。毎回、多くの報告が届く板妻駐屯地34普連で実施された研修や訓練をまとめてみました。このほか、自衛隊には欠かせない体力測定も。「腕立て伏せ」はやはり、体力測定の基本中の基本でしょうか。新聞では自候生たちの必死な表情を紹介しました。
このほか、1面では防衛をめぐるタイムリーなニュースを追跡し、検証する独自企画「NEWSを解く」をスタートさせました。初回のテーマは政府が4月28日に公表した「統制要領」。防衛大臣が有事に海上保安庁長官を指揮下に置くなど、自衛隊と海保との「海の連携」の強化が狙いです。
日本をめぐる安全保障環境は厳しくなるばかりです。防衛日報では、あくまでも地本、部隊からの報告を中心に紙面づくりをしていますが、防衛省・自衛隊が関係するニュースを伝えるのも広報紙としての責務です。今後も随時、伝えていきたいと考えています。
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