印陸軍と実動訓練で連携、対テロ技量を向上 ｜陸自3師団

「ダルマ・ガーディアン22」に参加

　【2023年3月31日（金）2面】　陸自3師団（師団長・荒井陸将）は2月17日から3月2日の間、あいば野演習場で36普連（連隊長・三島1陸佐）を訓練部隊とし、インド陸軍との実動訓練「ダルマ・ガーディアン22」に参加した。

　訓練は、陸自の対テロに係る戦術技量を向上させるとともに、陸自とインド陸軍とのさらなる連携の強化を図る目的で実施された。

　17日の訓練開始式を皮切りに始まった機能別訓練では、射撃訓練、市街地戦闘訓練を実施し、戦術技量を確認してインド陸軍との相互理解の促進を図った。

　その成果をもとに、日本とインドの共同による中隊レベルの指揮所訓練を行い、相互の認識を共有し、総合訓練に向けた共同作戦構想を具体化した。

建物内のテロリストを掃討

　27日からの総合訓練では、空中機動により作戦準備地域へ展開。偵察活動に引き続き建物内に立てこもるテロリストを掃討して任務を完遂した。

　3師団は「各種作戦能力・戦術技量の向上を図るとともに、『自由で開かれたインド太平洋』の維持・強化に寄与するため、訓練で得た多くの教訓を生かし、引き続き精強な部隊の育成に取り組んでいく」としている。