攻撃にあたり、企図の徹底を図った
「出動準備に引き続く旅団の攻撃」を受閲
【2023年3月30日(木)2面】 滝川駐10即応機動連隊(連隊長・松井1陸佐)は2月7日から12日の間、同駐と北海道大演習場で実施された第3次旅団演習で、「出動準備に引き続く旅団の攻撃」を課目とし、訓練検閲を受閲した。
連隊は2月7日に出動準備を開始。精神教育、法令教育などを実施して、愛国心に使命感、覚悟の確立を図った。
同8日には、自律・分散して防御していると見積もられる敵に対する攻撃にあたり、連隊から中隊、中隊から小隊、小隊から分隊へと各級指揮官から各隊員への企図の徹底を図り、出動準備を完整するとともに、連隊の出陣式を実施して滝川駐しぶき太鼓による太鼓演奏により連隊隊員の士気を高揚させた。
情報・火力・機動・施設・輸送を連携し攻撃
9日夕、偵察小隊などが、同10日早朝、連隊主力が滝川駐から北海道大演習場島松地区へ向けて前進を開始。情報部隊による小型無人機(UAV)を含む空中・地上の情報活動を行うとともに、これに引き続く自律・分散して防御する敵に対し、情報・火力・機動・施設・輸送の5機能を密接に連携させ、諸職種協同、連隊一丸となり攻撃した。
作戦にあたり、連隊は敵指揮統制機能などの破壊を任務とする遊撃隊(GF)、敵の側背から攻撃する包囲部隊、縦深突破から戦果拡張を図るMCV(16式機動戦闘車)を主体とする機動部隊を編成し、それぞれの任務を実行した。
極寒の中、普通科中隊の積極果敢な攻撃により、12日朝、敵部隊の大部分を撃破し、任務を完遂した。
状況終了後、統裁官(旅団長)から「白龍連隊たちの獅子奮迅の戦いは見事であった」と激励の言葉を受け、訓練検閲を終了した。