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イチ押しの「マッチョマン」|基地通信中隊 岩本1陸曹、2後方支援連隊 髙濱3陸曹
激務が続き、体が資本となる自衛隊員には、筋肉隆々の男たちも多い。旭川駐屯地イチ押しの「マッチョマン」に聞いてみると、その肉体を大会などで披露し、輝かしい戦績を収めていた。
岩本1陸曹(基地通信中隊所属)は47歳。プレミアムボディ「2022マスターズクラス」(40歳~定年)で6位、ベストボディジャパン札幌大会「2022マスターズクラス(40~49歳)の部」で1位の隊員。周囲からは「やせたいのでアドバイスがほしいという声が増えた」という。
食べ物は「脂質を切るか、炭水化物を切るか、その切り分けをしている」とし、飲み会では食べるものをセレクトする。刺し身とか、揚げ物は衣を外して中身だけ食べる。成果が目に見えるのが続ける原動力なのだという。
もう一人、マッチョな隊員は、髙濱3陸曹(2後支連所属、22歳)。プレミアムボディ「2021総合クラス」(18歳~39歳の自衛隊員)で陸上自衛隊の部に加え総合優勝したほか、22年の同大会でも総合クラス(同)で陸上自衛隊の部で優勝するなど華々しい。
その秘訣を尋ねると、「数字を追わないで見た目を意識する」。ただし、揚げ物の衣は外さないで1個だけ食べるなど、気を付けているという。
困っているのは、「防弾チョッキが着づらいこと」。
特に、腕のトレーニング後は、前腕筋が邪魔をしてシャンプーの時に体の後ろの部分が届かないそうだ。
→完全版「マッチョ対談編」~身体はまず食事から~|旭川駐屯地特別版
自衛隊員の体を支えるのは「食」|業務隊補給科糧食班長 目時2陸尉、栄養管理主任 山﨑栄養士
自衛隊員の体を支えるのは「食」。空腹満点の隊員たちがお腹を満たし、ひとときの触れ合いを楽しむ食堂にもまたこだわりがあふれている。
海自に限らず、自衛隊といえばやっぱりカレー。旧第七師団は「北鎮部隊」と呼ばれ、この「北鎮」からその名を取った「北鎮カレー」が人気だという。
業務隊補給科糧食班長は、「ほかのカレーと差別化をするため、『スパイス感』を強くしている」、また、栄養管理主任の山崎栄養士は、「一時期は辛いのが好まれていたが、苦手な人も出てきた。生クリームやはちみつをかけてもらえるようにしている」と工夫の一端を紹介する。
カロリーなどが気になるところだが、とくに『カレーの日』は隊員さんの士気が上がるような目的が強いそうで、カロリーは別日でコントロールしているという。
旭川といえば「旭川ラーメン」が有名。駐屯地でも大人気だ。「小麦の香りがよい『旭川麺』を使ったときは喜ばれる」と目時2尉。
「地産地消」を意識し、「地元のお菓子屋さんの〇〇を使いました」などとSNSで紹介。すると、その店に客が来るようになったと店長から連絡があったという。
糧食班長はいう。「自衛隊と地域がいい関係になっているのではないか。今後もより身近に自衛隊を感じて、『そういう所でも貢献しているんだね』と言ってもらえるような組織になれればいいと思う」
旭川駐屯地の公式SNSには、連日のようにその日のランチメニューが写真で並んでいる。紹介を始めたのは、司令職務室広報幹部の佐々木1陸尉。その〝力作〟が隊員には好評だという。
食堂では、ほかにも補給科糧食班南食堂長の宮野1陸曹や調理師の浅野さんらが隊員の「食」を支えている。
活動は幅広く 2師団・旭川駐公式Twitterより
・2音楽隊は昨年9月30日、旭川市のスタルヒン球場で行われた「北海道野球独立リーグ」交流戦のオープニングセレモニーを支援した(10月26日、2師団Twitterより)
・2情報隊は上富良野演習場で災害派遣を想定した無人偵察機「スキャンイーグル(UAV(中域用)」の飛行訓練を行った。準備から発進、本体の回収にいたるまでの一連の動作を整斉と実施した(11月3日、2師団Twitterより)。
・2師団は矢臼別演習場で年内最大の師団訓練検閲を実施した。最低気温が0度を下回り寒さが身にしみる中、受閲した部隊はそれぞれに与えられた任務を完遂した=写真(11月7日、2師団Twitterより)。
・「北鎮記念館」では冬季限定イベントを開催。スノーキャンドル、アイスキャンドルの作成体験のほか、木製短スキーの装着体験や小雪像前で記念撮影ができる(今年1月27日、旭川駐Twitterより)。
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