災害派遣時の仕事内容などを伝える隊員
【2023年3月1日(水)1面】 京都地本京都地区隊(地区隊長・後藤3陸佐)は2月7日と9日、京都市伏見区の京都市立京都工学院高校で2年生42人に対し、防災講話を実施した。同講話は、同校のフロンティア理数科の授業に講師として招へいされたもので、3年連続3回目の実施となる。
授業の前半は、自衛隊の災害派遣について紹介。特に東日本大震災における活動映像を上映すると、生徒たちは真剣なまなざしで視聴。自衛隊の役割、仕事内容などについて理解を深めた様子だった。
後半は、東日本大震災の現地で災害派遣に従事した隊員の講話を実施。「災害派遣での仕事内容など」の体験談や、「生徒からの質問対応」「職業人としてどのようなプロ意識で取り組んでいるのか」「生徒へのメッセージ」についてキャリアに関する内容も交えながら講話した。
参加した生徒からは「自衛隊の活動が理解できた」「防災について知識を高め、いざという時に対応したい」「自衛隊に興味を持った。もっと詳しく知りたい」など多くの感想が寄せられた。
また、教諭からは「参加者を増やし、実技体験もできるよう検討したい」「国際平和協力活動の講話も取り入れたい」「来年度もお願いします」などの希望があった。
京都地本は「防災講話を通じ、多くの生徒に災害現場での自衛隊の活動、日頃の備えについて伝えることができた。今後も継続し、一人でも多くの人たちに自衛隊を理解してもらいたい」としている。
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