20式小銃での各個射撃で錬成成果を発揮

統裁官「眼前の敵を撃破する射撃」を

 【2023年2月22日(水)2面】 <香川>陸自14旅団(旅団長・遠藤陸将補)は1月、高知覆道射場(高知県)と日本原演習場(岡山県)で令和4年度「旅団射撃競技会」を実施した。競技会は、隊員、部隊の任務遂行に直結する射撃能力の向上を図るのが目的。部隊長推薦、抽選で選ばれた各部隊の隊員が、89式小銃、20式小銃、機関銃の各個射撃、狙撃銃の組射撃、部隊射撃として分隊戦闘射撃の区分により競い合った。

 統裁官の遠藤旅団長は競技会に先立ち、「有事の際、機動旅団として直ちに展開し、眼前に近迫する敵を撃破する各人の射撃は、旅団の任務達成に直接影響するものであり、全隊員がプロとして高い練度を保持しなければならない」と訓示を述べ、(1)「プロとしての気概を持て」(2)「勝利へのこだわりを持て」(3)「安全管理」―の3点を要望した。

 特に、今年度より旅団に新しく装備された20式小銃を使用した各個射撃では、15即応機動連隊、50普連から選抜された射手の練度に加え、新小銃の性能も相まって精度の高い射撃が見られた。

89式小銃の各個射撃で照準を定める隊員

正確な精度を求められる至近距離射撃

狙撃銃組射撃では射手と観測手の連携を演練

分隊戦闘射撃で射撃号令を発する分隊長

優勝部隊は閉会式で表彰された

優秀な成績を収めた部隊


◆関連リンク
陸自14旅団
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