ドーラン体験では、個性豊かな色彩に笑顔があふれた

高川学園の生徒が「精神要素の涵養」へ

 【2023年2月17日(金)2面】 山口駐(司令・山室1陸佐)に1月14日、山口県防府市に所在する高川学園サッカー部員18人が来隊した。監督から依頼された「精神要素の涵養(かんよう)」を取り入れ、さまざまな生活・訓練体験が行われた。体験では、入隊式、オリエンテーション、ほふく訓練、体験喫食などを実施。特に雨が降る中、着慣れない戦闘服でのほふく訓練に生徒たちは大いに盛り上がった。

 生徒たちは駐屯地到着後、人生初となる戦闘服に、やや緊張した面持ちで着替えた。その後、行動の基礎となる基本教練を行い、敬礼などの動作を興味深く練習し、入隊式に臨んだ。

 オリエンテーションでは駐屯地内を見学。普段は滅多に見ることのない駐屯地施設に、目を輝かせていた。

ほふく前進やドーラン体験‥

 その後、今回の隊内生活体験の目玉である「精神要素の涵養」を取り入れたドーラン体験、ほふく訓練体験を行った。ドーラン体験では、初めてドーランを顔に塗り、個性豊かな色彩となった生徒たちは、お互いに顔を見合わせては大笑いをしていた。

励まし合い団結 訓練乗り越える

 また、ほふく体験では、過酷な訓練に泥だらけになりながらも、お互い励まし合い、仲間と団結して訓練を乗り越え、不撓不屈(ふとうふくつ)の精神を養った。

 昼食は、大盛りのご飯やビーフコロッケをほおばり、疲労した体を回復させたところで、全ての生活体験が終了。生徒たちは笑顔とともに山口駐を後にした。

 高川学園サッカー部は、「第101回全国高校サッカー選手権大会(昨年12月28日~今年1月9日)に4大会連続28回目の出場を果たすなど、山口県屈指の強豪校。

 また、同部ホームページによると、サッカー部は1946年(昭和21)に創部され、一人ひとりがチームのために常に成長することを考え、考動に移し、「気配り・目配り・心配り・言葉配り」を心掛け、さまざまなことに取り組んでいる。

ほふく前進で早さを競い合う生徒たち

体力自慢の生徒たちは、ジャンピングスクワットもお手の物?

運動の後は、おいしい食事。多くの生徒がおかわりを頼んでいた

駐屯地内売店に入店。興味津々な様子で店内を見て回った


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山口駐屯地
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