駐屯地記念行事を除き、兵庫県で初の展示となった16MCV

「ディフェンスモーターフェスティバル」

 【2023年2月15日(水)1面】 兵庫地本(本部長・髙岡1陸佐)はこのほど、神戸市のサンシャインワーフ神戸で「ディフェンスモーターフェスティバル(DMF)2022」を実施した。陸自の装備品と民間人が所有する軍用車が一堂に会するという大変珍しいイベントで、約5600人が来場した。

目玉の16式機動戦闘車 砲身が旋回

 中でも目玉となったのが、15即応機動連隊(善通寺駐)に所属する「16式機動戦闘車(16MCV)」の展示。駐屯地記念行事以外では兵庫県初で、約2時間に1度、砲身を旋回させるデモンストレーションでは、来場者はスマートフォンやカメラを向け、それぞれ思い思いにシャッターを切っていた。

トラック、オートバイ 部隊を比較

 また、15即機連に所属する「高機動車」、3特科隊(姫路駐)に所属する「82式指揮通信車」「偵察用オートバイ」「3 1/2トントラック」「1/2トントラック」、131地区警務隊(千僧駐)に所属する「1/2トントラック(警務用)」「警務用オートバイ」の展示があり、3特科隊の緑の「1/2トントラック」「偵察用オートバイ」と131地区警務隊の白い「1/2トントラック」「警務用オートバイ」を比較できるように並べて展示・試乗していたのは非常に好評だった。

 民間人が所有する軍用車には、「M151A2」や「ウイリスMB」といったヴィンテージカーの展示があり、非常に手入れの行き届いた車両の数々に、興味を持った来場者が質問する姿などが見られた。

 そのほか、会場内では兵庫地本のマスコットキャラクター「ひょうちん」、「自衛隊変身コーナー」という制服試着のコーナーも人気だった。

 来場者は「間近でこれだけの装備品を見ることができる機会はなかなかなく、非常に楽しかった」「砲身の旋回は迫力があり、動画に収めることができてうれしかった」と動画を見せてくれた。

 また、小さな女の子は「ひょうちんがかわいかった。また会いたい」と笑顔で答えてくれた。

 後日、イベントのフォトコンテストをSNS上で実施、多数の応募があり、こちらも好評だった。受賞作品は2月に兵庫地本の各種SNSで発表される。

 兵庫地本は「引き続き志願者獲得、今後の募集につなげていくため、効果的なイベントの計画実施に努めていく」としている。

子供たちがお気に入りの制服に着替え、自衛隊気分を楽しんだ

普段見ることのできない車両に関心が集まる

16MCVを中心に多くの車両を見学してもらった


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自衛隊兵庫地方協力本部
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