学生を求めて は、明日の日本を牽引する自衛隊志願者を創出するため、一般大学に通う学生に対して各地本が行っている募集広報の様子を届ける企画です

 【2023年1月31日(金)1面】 青森地本(本部長・川島1空佐)は1月13、14の両日、仙台駐と空自松島基地で「大学生インターンシップ」を実施した。県内の大学生に対し、自衛隊の任務や組織、福利厚生などの理解を深めるとともに、働き方やキャリアについて考える機会を与え、将来の職業の一つとして関心を高めてもらうことが目的で、9人の大学生が参加した。

経験や学び充実の2日間

 1日目は、松島基地で「概要説明、航空機見学、整備補給部隊の研修、隊員との懇談」を実施。特に懇談では、なぜ自衛官を目指したのか、現在の職種、入隊して大変だったことなどの質問が寄せられ、隊員たちは参加者たちに分かりやすく説明していた。

 2日目は、仙台駐で「東北方面隊の概要説明」を方面募集課長の島田2陸佐から説明を受け、東北の防衛警備を担う役割や歴史などを学んだ。

 その後、方面衛生隊の装備品見学を行い、普段見ることのない手術車などを見学した。また、大卒隊員との懇談では「自衛隊を選んだ理由はなんですか」「どんな職種で働いているのですか」「海外で訓練したことはありますか」などの質問が寄せられ、隊員は自身の経験を交えて参加者たちに説明を行った。

 締めくくりは、グループに分けてのサマリー。「自衛隊入隊希望者を増やすために、自衛隊のPRをしてください」との演題に、2日間で見て学んだことをふまえて、どうしたら分かりやすく自衛隊のPRを説明できるかを討議した後に発表し、インターンシップを無事終了した。

 参加した学生からは、「さまざまな貴重な体験ができて良かったです。教育学部に在学していますが、その経験を生かすことができると思いました。陸海空自衛隊どれも魅力的です」などの感想があった。

 青森地本は「今後も各部隊の協力を得て、インターンシップなどの行事を行い、募集基盤の拡大に努めていく」としている。

松島基地ではブルーインパルスを見ることができた

ブルーインパルスの飛行隊長による激励

方面衛生隊を見学

緊張しながら衛生業務を体験

リアルな手術模擬体験に理解が深まった

職種について詳しく説明を受けた

喫食体験で笑顔に

大卒隊員との懇談では質問が飛び交った

方面募集課長にが概要を説明

隊員と記念写真、思い出の一日となった


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自衛隊青森地方協力本部
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