「美ら島レスキュー2022」 図上訓練には米軍も

 【2023年1月30日(月)2面】 <沖縄>陸自15旅団(旅団長・井土川陸将補)は1月12日、沖縄県との共催で「美ら島レスキュー2022(図上訓練)」を行い、沖縄県庁、南部合同庁舎、那覇駐などで図上訓練、宮古島では実動訓練(救助訓練)を実施した。

 訓練は、昨年9月に実施した訓練同様、防災関係機関などを招致して沖縄県における大規模地震・津波に対する対処訓練を行い、県を主体とした自治体、防災関係機関などとの連携の強化、沖縄県と一体となった災害対処能力の向上を図るのを目的に行われた。

 また、訓練には自衛隊、関係機関など合わせて約600人が参加するとともに、沖縄県庁で行われた会議には、県副知事をはじめ県庁職員ら(各部長ら)、陸海空自が参加した。

 那覇駐での図上訓練(防災関係機関などとの情報連携)には、米第3海兵遠征軍のほか、在沖米軍部隊がオブザーバーとして参加した。

 15旅団は「今後も各自治体などと連携を図り、沖縄県民の皆様の安心・安全のため日々任務に邁進(まいしん)して参ります」としている。

沖縄県庁で行われた災害対策本部会議

救助訓練で警察と連携

在沖米軍らの研修者の質問に対応

災害対策本部会議で連携を取り方針を決定

災害対策本部会議に参加する隊員たち

各関係機関と航空機運用について調整を行った

海保巡視船「まえはま」からの給水を実施


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陸自15旅団
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