だるまに目入れを行う鬼頭師団長(陸自6師団)

アキオ曳行リレー盛り上がる 八の字コースを周回|岩見沢駐屯地

優勝を目指し、一斉にスタートを切った

 <北海道>岩見沢駐(司令・荒関1陸佐)は1月10日、駐屯地内営庭で「令和5年訓練始め」を実施した。

 今年の訓練始めは、駐屯地に所在する12施設群各中隊5個チーム・2直接支援中隊1個チーム・業務隊1個チームの全7個チームによるアキオ曳(えい)行リレー競技を行った。

 競技内容は、部隊長や中隊長が識別用の旗を持ち、乗艇したアキオをスキー曳行、かんじき曳行を交えてリレー方式で営庭に作った八の字のコースを周回するもの。司令の号砲で各チームは一斉にスタートし、インコースを奪い合いながら選手たちは一丸となってゴールを目指し、必死に走った。

 応援者も白熱し、大いに盛り上がりを見せた。優勝したのは、12施設群399施設中隊だった。

 岩見沢駐は「新年から各部隊の団結の強化、士気の高揚を図り、令和5年の隊務を力強くスタートすることができた」としている。

部隊長、中隊長がアキオに乗艇

舞う雪しぶき 初の試み、雪入れ競争|留萌駐屯地

業務隊からは自衛官、事務官、技官が協力して参加

 <北海道>留萌駐(司令・高橋1陸佐)は1月11日、駐屯地所在の諸隊が「令和5年訓練始め」として、雪入れ競争を行い、部隊の団結・士気の高揚を図った。

 雪入れ競争は、留萌駐として初の試み。1個チーム15人が定められた除雪用具を使用し、施設作業小隊が作製した雪山の前に設置された箱型の1トン土嚢(のう)への雪入れの速さを競うもの。

 「留萌一家」の隊員たちは、正月明けを感じさせない激しい動きで力の限り雪しぶきを舞い上がらせながら、寒さを吹き飛ばすほどの熱戦を繰り広げ、優勝を争った=写真。結果は、息の合った連係プレーにより熱戦を制した3普通科直接支援中隊が初代チャンピオンに輝いた。

 留萌駐は「今年も引き続き、あらゆる任務を達成できるよう、訓練に邁進(まいしん)していく」としている

施設作業小隊が雪山を作製

うさぎのように 大隊長「飛躍の一年に」|真駒内駐屯地

清新な気持ちで慰霊碑を参拝

 <北海道>真駒内駐120教育大隊(大隊長・池田2陸佐)は1月4日、同駐で「令和5年第120教育大隊訓練始め」を実施した。

 当初、大隊隊舎南側で池田大隊長が「今年のえと『兎』うさぎ のように飛び跳ねるがごとく、飛躍の一年になるよう、新隊員、大隊隊員が『理想と信念を堅持』しつつ、溌剌と、やりがいを持って任務に邁進(まいしん)してくれることを期待する」と年頭の辞を述べ、続いて、新年の抱負発表(大隊隊員5人)、昇任者紹介(大隊隊員2人、自衛官候補生10人)が行われた。

 じ後、真駒内駐碑苑で慰霊碑周辺の除雪・参拝=写真=を行った。120教育大隊は「隊員一同、気持ちを一つに新しい一年の飛躍を誓うとともに、団結の強化、訓練意欲の向上を図ることができた」としている。

訓練始めは晴天の下で行われた