【2023年1月12日(木)2面】 多賀城駐38普連(連隊長・佐々木1陸佐)は、即応予備自衛官制度に対する雇用企業主らのさらなる理解の促進、即自隊員のやりがいと一体感を醸成するため、積極的な広報・情報発信を行っている。

広報経験なし、でも‥技術取得に全力

 広報マンとして第一線で活躍しているのは、昨年8月に1科広報陸曹となった柴田2陸曹。広報の経験はないが、全国の広報誌などを参考にして写真の撮り方を研究している。そして演習などで躍動する隊員の姿をファインダーで捉えてベストショットを連発。事前に投稿記事も起案して指導を受け、訓練・イベントが終了した即日にデジタル広報誌を常備・即自隊員、東北の各地本にも発信している。

即自隊員の意欲向上へ "パチリ"

 連隊が昨年8月から12月までの間に投稿した記事は既に20件をカウントする一方、12月に行われた方面広報班長等集合訓練「写真撮影技術」にも聴講参加し、カメラ撮影のさらなるスキルアップにも努めている。

 柴田2曹は、「常備隊員の訓練成果の記録を収めるのはもちろん、即自の皆さんが企業で普段働く姿とは別に、自衛官として招集訓練に励む凛々(りり)しい姿を収めた画像と記事を提供したのを見てくれ、意欲が向上してくれると最高です」と意気込みを語る。

 38普連は「引き続き広報誌発行やSNS投稿を通じ、即自制度のPR・周知に協力するとともに、隊員自身のみならず職場の人たちや家族にもその姿や様子を認知してもらうように働きかけていく」としている。

射撃訓練のベストショットを狙い、シャッターを切る


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