【2022年12月27日(火)2面】 12月17日からの大雪により、国道8号線と17号線の一部区間で多数の車両の滞留が発生。滞留車両の解消、ドライバーらの安全確保が必要になったことから、同20日午前5時10分、新潟県知事から陸自12旅団長(相馬原駐・群馬県榛東村)に対し、除雪支援などに係る災害派遣の要請があった。

 これを受けて、新潟県柏崎市内に2普連(高田駐・新潟県上越市)、5施設群(同)の人員延べ約480人態勢で、約13キロにわたって除雪を支援し、滞留していた民間車両約100台を救出。食料を約230食、水を約140本配布し、ガソリン約300リットルを補給した。

 一方、同県長岡、小千谷両市内では、2普連と30普連(新発田駐・新潟県新発田市)の人員延べ約460人態勢で、約1.3キロ、交差点1カ所で除雪支援を実施。また、食料約560食、水約710人分を配布し、ガソリン約300リットル、軽油200リットルの燃料補給を行った。

 このほか、東部方面航空隊(立川駐・東京都立川市)のUHI・1機が車両の滞留状況の確認のため、上空からの情報収集、映像伝送を実施した。

 また、連絡員を新潟県庁に30普連から2人、海自新潟基地分遣隊(新潟市)から1人、空自新潟救難隊(同)から1人、2普連から柏崎市役所に2人、長岡市役所に1人、小千谷市役所に1人をそれぞれ派遣した。

 22日午前9時30分、活動を終了した。