息の合った演奏で聴衆を魅了(鹿児島地本から)

コロナも暑さ寒さも吹き飛ばし、広報官はエンジン全開
~今年目立った報告から~

音楽隊の協力を得て、熱く支援

 【2022年12月21日(水)1面】 地本から今年も、さまざまな活動の様子が届けられた。新型コロナウイルスはいまだ終息の気配はなく、活動が制約され、感染対策に万全を期す日々が続いた。そんな中でも、自衛隊への関心、理解を求めながら、自衛官募集へ向けたさまざまな活動に奔走した1年でもあった。年間を通して継続してきた活動を3回に分け、「2022 総決算」として11~12月に寄せられた投稿の中から紹介し、令和4年を振り返る。第1回は「演奏会」。音楽隊の協力を得ながら、華麗なメロディーと趣向を凝らした演出で参加者を魅了し、交流を深めた。「音楽の力」は地域に笑顔をもたらし、自衛隊への理解にも貢献した。

「生の演奏に鳥肌が立った」|鹿児島地本

隊員が圧巻のパフォーマンスを披露した

 【2022年12月21日(水)1面】 鹿児島地本(本部長・稲崎1海佐)は11月23日、宝山ホール(鹿児島市)で開催された「第8師団巡回演奏会in鹿児島」を支援した。演奏会は、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、鹿児島では3年ぶりの開催となった。

 鹿児島地本は、演奏会の開催に向け、8師団広報室、近隣部隊と綿密に調整。ホームページ、SNSなどでの告知、入場券の事前配布、招待者への案内、当日券の配布などを積極的に支援した。

 当日は、関係協力団体、募集対象者、吹奏楽部で活動する中高生など招待者と一般公募による計約1000人の来場者があった。

 演奏会は、2部構成で実施。厳粛な国歌「君が代」の演奏から始まり、クラシックの名曲からリズミカルな演奏、ジブリメドレー、鹿児島出身歌手の楽曲演奏など、老若男女が楽しめるプログラムと鹿児島地本広報大使の山口ひかりさんの軽快な司会進行により会場は大いに盛り上がり、来場者は、大変満足した様子だった。

 来場者からは、「初めての生の演奏に鳥肌が立った」「素晴らしい機会に招待していただき、ありがとうございました。これからもこうした機会を作ってください。ぜひ、参加したいです」など、多数の感想と感謝の言葉が寄せられた。

 鹿児島地本は、「引き続きあらゆる機会を活用し、多くの鹿児島県民に自衛隊の活動などを紹介する機会を設け、防衛基盤の拡充、自衛隊に対する理解促進、認知度向上に一丸となって努めていきたい」としている。


◆関連リンク
自衛隊鹿児島地方協力本部
https://www.mod.go.jp/pco/kagoshima/


勇壮華麗、温かい音色が包む|青森地本

自衛隊に関心を示す来場の生徒たち

 【2022年12月21日(水)1面】 青森地本弘前地域事務所(所長・大川1陸尉)は11月23日、空自北部航空音楽隊(隊長・佐藤1空尉)による「平川市ふれあいコンサート」(平川市自衛隊家族会主催)を支援した。

 コンサートは、芸術の秋に自衛隊音楽隊の演奏会を開催し、音楽を通して自衛隊と市民のふれあいの機会を図るのが目的。2部構成で行われ、第1部では「祝典序曲」を皮切りに「鎌倉殿の13人」など5曲を、第2部では「ディズニーランド・セレブレーション」「ミックスナッツ」など8曲を披露。訪れた人たちは、その勇壮華麗な演奏に聴き入っていた。

 中でも、「ザ・ドリフターズメドレー」では、音楽隊長自ら髭ひげダンスを披露するなど観客席は大変盛り上がった。また、隊員による「ドリフ早口言葉」では、個性を生かした演出に会場から笑い声が聞こえるなど、華麗な演奏とコミカル演奏を披露し、会場全体が温かい音色に包まれ、コンサートは盛況のうちに終了した。

 青森地本は「今後も演奏会などの行事を積極的に支援し、地域の皆様に自衛隊の活動や自衛官募集への理解を深めてもらえるよう、広報活動を推進していく」としている。


◆関連リンク
自衛隊青森地方協力本部
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