防災テーマに
「自助、共助、公助」伝える|岡山地本
【2022年12月16日(金)1面】 岡山地本倉敷地域事務所(所長・左近1空尉)は11月17日、倉敷市立南中学校で2年生徒350人に対し、出前講座学習を行った。
講話は「災害から身を守るには」をテーマに、今後発生の可能性が高いとされる大規模地震への備えとして「自助、共助、公助」の重要性について説明するとともに、自助の一例として防災グッズの必要性を紹介した。
講話後、防災体験学習として、生徒はグループごとに分かれて止血法、ロープワーク、簡易担架作成要領、ライフハックの展示や説明を受け、体験を通じて災害時などに役立つ知識を学んだ。生徒たちは、近年の災害の増加から、関心や興味を持って真剣に取り組んでいた。
生徒たちからは、「身近なところで災害が起こったときに、自分にもできることがあるのだと分かり、勉強になった」「大切な家族を守るために、学んだことを生かすことができるようにしたいと思った」との声が聞かれた。
倉敷所は「今後も生徒の防災意識向上に協力するとともに、自衛隊の任務や活動への理解促進を図っていく」としている。
「女性の活躍に興味」|静岡地本
職業講話で生徒が関心
【2022年12月16日(金)1面】 静岡地本富士地域事務所(所長・本間3陸尉)は11月24日、富士市立第一中学校で職業講話を実施した。講話は、「生徒が社会を知り、働くことの意義や自身の将来を考える機会」として同校が計画し、富士所に講話の依頼があった。
当日は自衛隊のほか、警察、弁護士、スポーツインストラクター、美容師など10種類の職業の講師が派遣され、自衛隊の講話には2年生34人が参加した。
講話では、本間所長が自衛隊の任務や職種について説明し、自身が自衛隊を選んだきっかけ、仕事の魅力や楽しさ、やりがいを感じた体験談などについてスライドを交えながら紹介した。
引き続き行われた質疑応答では、「筋トレはいつ、やっていますか」「給料はどれくらいですか」「陸海空どれが一番かっこいいですか」など中学生らしい率直な質問が多く寄せられ、大盛り上がりとなった。
生徒からは、「自衛隊には多くの仕事があること、協力と助け合いが大切であることを学びました」「講話を聞いて、自衛隊の堅苦しい・きついというイメージが変わりました。女性も多く活躍しているので、興味が湧きました」との感想があり、帰り際には生徒から「次に会うときは、僕が自衛官なったときです」とうれしい言葉をもらうことができた。
富士所は「今後も各学校と連携して講話などを行い、自衛隊の認知度向上、イメージアップを図っていく」としている。