学生を求めて は、明日の日本を牽引する自衛隊志願者を創出するため、一般大学に通う学生に対して各地本が行っている募集広報の様子を届ける企画です

 【2022年12月13日(火)1面】 愛知地本(本部長・下本1陸佐)は11月10日、中京大学名古屋キャンパスで、法学部の古川浩司教授が担当する国際関係論の1時間半の授業で募集課長の湯浅2陸佐による安全保障講話を実施した。講話には、法学部などの国際関係論を学ぶ2~4年生(2年生が主)の学生257人のうち、新型コロナウイルス感染拡大などにより、約200人が受講した。また、受講できなかった学生に対しては録画をして、別途、録画の視聴授業に変更する運びとした。

 中京大では昨年11月4日にも名古屋キャンパスで、文学部、国際英語学部、国際教養学部、法学部、総合政策学部の2~4年生(2年生が主)の251人に対して安全保障講話をオンライン授業(オンデマンド形式)で実施したが、今回は久しぶりの対面授業で、理解度を確認しながら双方向の講話となった。

日本周辺の環境、国連PKO、災派活動など

 講話の前段は、安全保障の定義、防衛省・自衛隊の任務、編成、「令和4年版防衛白書」の概要(日本周辺の安全保障環境、中国、北朝鮮、ロシアの防衛政策など)、後段は、国際関係、自衛隊での経験談(災害派遣活動など)、最後は、「自衛官等採用案内等」(多数の職種・職域、中京大学からの過去の入隊者ら)などについて説明した。

 学生は、真剣なまなざしでスクリーンを見つめ、時折、メモを取ったり、パソコンやiPadに入力していた。

 国際関係論を学ぶ学生という特性を踏まえ、「国際関係」では、国連PKOの展開状況、日本の国際平和協力活動などの変遷、日本の現在の取り組み、国際交流、各国との共同訓練、各国への能力構築支援などを、「自衛隊での経験談」では、国外隊付訓練(米国出張)を、学生が興味・関心を持つように工夫を凝らしてそれぞれ説明し、防衛省・自衛隊の姿を紹介することができた。

学生「有意義で、学びの多い時間」

 学生からは、「有意義で、学びの多かった時間でした」などの感想があり、自衛隊の活動に対しての理解を深めてもらうことができた。

 特に、「自衛官等採用案内等」では、募集種目、インターンシップ、駐屯地・基地見学、艦艇広報、体験搭乗などの各種イベントの案内を実施。講話終了後には、約10人の学生が12月に実施する冬季インターンシップに興味を示し、募集課長が概要を説明した。

インターンシップや自衛官受験に関心も

 また、1人が一般幹部候補生の受験、1人が予備自衛官補の受験にそれぞれ興味を示し、募集課長に同行した名古屋キャンパス担当で名古屋出張所広報官の兒玉陸曹長が採用制度などを説明した。

 愛知地本は「自衛官らの募集を取り巻く環境がますます厳しくなっている中、大学との連携を最大限に活用し、募集対象者の視点に立った募集広報を行い、募集目標の達成に邁進(まいしん)する所存だ」としている。

学生たちは真剣に話に聴き入っていた


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自衛隊愛知地方協力本部
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