軍歌「橘中佐」を合唱する参列者
【2022年12月9日(金)2面】 <静岡>板妻駐34普連(連隊長・水野1陸佐)は11月26日、旧歩兵34聯隊の精神的支柱であった軍神、橘中佐の遺徳を偲(しの)ぶとともに、各隊員に橘精神と使命感を自覚させることを目的に「令和4年度橘祭」を挙行した。
旧歩兵34聯隊の軍神偲ぶ
当日は各種協力支援団体、橘中佐と部下だった内田軍曹のご後裔(こうえい)の方々の参加をたまわり、34普連の隊員が橘中佐の銅像前に参列。代表隊員による橘中佐の紹介の後、儀仗(ぎじょう)隊による「捧(ささげ)銃」に合わせて一同が拝礼を行った。
続く執行者式辞で水野連隊長は、「この美しき日本を防衛するという崇高なる使命を受け継ぐ者として、橘精神の継承者としての自覚、郷土部隊隊員としての誇りを胸に、これからも与えられた任務を確実に実行しうる実力の涵養(かんよう)に努めて参ります」と述べた。
その後、来賓による祝辞、ご後裔の方々によるあいさつ、武道を好まれた橘中佐にちなみ、銃剣道訓練隊による武道展示、若手幹部、陸曹が参列部隊の前方で音頭をとって軍歌「橘中佐」を全員で合唱、儀仗隊による弔銃と続き、最後に一同が拝礼を行って橘祭を終了した。