「自衛隊の制服着用が親近感につながり、広報効果も上がるのでは」と、ショーの企画につながった

 【2022年11月18日(金)1面】

学生を求めて は、明日の日本を牽引する自衛隊志願者を創出するため、一般大学に通う学生に対して各地本が行っている募集広報の様子を届ける企画です

県民参加フェスタでステージ共同運営

 群馬地本高崎地域事務所(所長・土屋3陸尉)は10月15、16の両日、県民参加フェスタで大学生とともにステージを運営企画した。県民参加フェスタは、県民が主体となって開催されるイベントで3年ぶりの開催。

 募集相談員の力添えにより、自衛隊と大学生がお互いを知る機会になればとステージ運営を任された。大学生とのコラボレーションは地本として今回が初めてで、3月ごろから幾度となく会議を行い、調整してきた。

「より身近に」ファッションショーを企画

 企画の中で特に力を入れたのはファッションショー。大学生が自衛隊を身近に感じるためには、自衛隊の制服を着用してもらうことが親近感につながり、広報効果も向上すると考え、ファッションショーを企画した。

 制服は空自入間基地、陸自相馬原駐などから支援を受け、また、海自下総基地から佐藤海士長(高崎市出身隊員)の支援を受け、大学生とともにランウェイを歩いてもらった。

 制服を着た大学生たちは、観客から「かっこいい。かわいい」などと声援を受け、レッドカーペットのランウェイを楽しそうに歩いた。

 学生からは「自衛官の方々と初めてお話しし、一緒にファッションショーを企画させていただきました。業務中の厳しいイメージは全くなく、皆さんとても気さくに話しかけてもらいました。本日、着用した制服は非日常にあふれ、身にまとうことでなんだか自分が強くなったように感じてしまうほどでした。このコラボをきっかけに、自衛隊の魅力がさらに広まるといいな」と感想を述べた。

 そのほかのステージでは、12後方支援隊がラッパ隊を編成してラッパの吹奏を、空自入間基地からは修武太鼓が太鼓演奏を披露した。

 ラッパ吹奏や修武太鼓の演奏は大変好評で、イベント終了後、地本ツイッターでアップされるとともに、再生回数がうなぎ上りに増えている。来年、県民参加フェスタは20周年の節目を迎える。すでに今年と同様にステージ依頼希望がある。

 群馬地本は「今後も一般募集広報を実施し、未来につながる志願者を獲得したい」としている。

笑顔の参加者

空自の制服に身を包み、ランウェイを歩いた

「敬礼!」ポーズを決める学生

手を振り、笑顔で声援に応えた

出演者は皆、楽しみながらショーに参加した

自衛隊と言えばお決まりの「敬礼」ポーズ

皆で記念撮影。イベントは学生が自衛隊を理解する絶好の機会となった


◆関連リンク
自衛隊 群馬地方協力本部
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