【2022年11月8日(火)2面】 防衛省は11月2日、同1日午後7時50分ごろ、海自が臥蛇島(がじゃじま)(鹿児島県)西の日本の接続水域を北東進する中国海軍シュパン級測量艦1隻を確認し、2日午前0時10分ごろ、口永良部島(同)南西の日本の領海に侵入したと発表した。

 艦艇は2日午前3時ごろ、屋久島(鹿児島県)南の日本の領海から出て南東に向けて航行するまで、約3時間にわたって領海内を航行したという。

 時事通信によると、中国艦艇の領海侵入は9月以来で通算8回目。今年の4回はすべてこの地域。

 防衛省・自衛隊は、海自1航空群所属「P1」(鹿屋)、4航空群所属「P1」(厚木)、5航空群所属「P3C」(那覇)、3ミサイル艇隊所属「おおたか」(佐世保)が、所要の情報収集・警戒監視を行った。