行動訓練を終え、釧路駐へ帰還したレンジャー学生

 【2022年10月25日(火)2面】

試練には「入り口」と「出口」の表情がある

5旅団レンジャー養成集合教育 7人の隊員が誕生|美幌駐屯地

 令和4年度「第5旅団レンジャー養成集合教育」の徽(き)章授与式が10月7日、釧路駐で実施され、美幌駐6普連(連隊長・河村1陸佐)に7人の新たなレンジャー隊員が誕生した。

 午前9時、旅団隷下部隊から隊員がのぼりを掲げるとともに爆竹を鳴らすなど盛大な出迎えの中、行動訓練の全任務を完遂したレンジャー学生が無事、釧路駐へ帰還した。

 学生長が5旅団長(鳥海陸将補)に対する帰還報告を実施後、旅団長から学生一人ひとりに対して光り輝くレンジャー徽章が授与された。

 鳥海旅団長は「精神的、肉体的な極限状態を乗り越え、周囲の期待、励まし、祈りに応え、強固な団結力と不撓不屈(ふとうふくつ)の闘志で精鋭20人が与えられた任務を無事完遂したことを大変心強く思う。諸官の胸に燦然(さんぜん)と輝くレンジャー徽章は、過酷な訓練を乗り越えた者のみに与えられるものであり、レンジャー隊員としての栄誉の証し。今後は、この輝きを失わないで旅団の戦力として活躍してもらいたい」と訓示を述べた。

 授与式終了後、学生たちは出迎えた家族、上司や同僚との久しぶりの再会に喜びの表情を見せるとともに、中にはうれしさのあまり涙する学生もいた。

 レンジャー徽章を授与された学生の一人は妻の前で、「一日一日を乗り越えるのも必死で、何度も心が折れそうな日々だった。共に教育を過ごしてきた大切な同期たち、また、部隊の方々からの応援、そして愛する妻からの心の支えがあったからこそ、全ての任務を完遂し、輝くレンジャー徽章を妻に見せることができた」と振り返った。

 さらに、「今後は『第18期旅団レンジャー隼煉戦闘隊』の一員として、機敏、勇敢で困難な状況でも立ち向かうために日々鍛え、レンジャー隊員として、そして家族を守る夫として、人間を成長させていきます」と感謝と今後の抱負を述べていた。

最終想定の帰還直後も気合十分

旅団長がねぎらいの言葉をかける

徽章を授与され、万感の思いがこみ上げる

家族との再会に笑顔がこぼれた

輝くレンジャー徽章を胸にし、鋭い表情を見せる

家族と再会、徽章を手にした喜びを分かち合う

部隊の仲間とともに 手には「甘い物」の差し入れも

連隊に誕生した7人のレンジャーたち


◆関連リンク
陸上自衛隊 美幌駐屯地
https://www.mod.go.jp/gsdf/nae/5d/01_unit/butai/02_bihoro.html


【2面特集記事】
(都城駐43普連)レンジャー養成訓練を開始「己に克(か)て」と連隊長が激励