募集ブースで知識や経験を交えながら説明する内山士長(手前(左))
【2022年10月14日(金)1面】 京都地本京都地区隊河原町募集案内所(所長・羽田野准陸尉)は7月29日から10月1日の間、空自武山分屯基地から臨時勤務として内山空士長を迎え、各イベントや説明会への参加、市街地広報、ポスティングなど、募集業務の支援を受けた。
内山士長は、令和3年に河原町所から入隊した隊員。今回の臨時勤務は、本人の希望と所属する1高射群2高射隊の地本募集業務に対する深い理解により実現した。
内山士長は8月13日、府民との音楽演奏会では、自衛隊ブースで広報官の補佐として参加。自衛隊に興味のある人に対し、自らの経験や知識を交えて親身に説明した。
また、8月下旬に実施された大学生のインターンシップ支援では、学生とともに千僧、舞鶴、奈良、桂、徳島の陸海空自の駐屯地などに同行。参加者の引率支援を実施するとともに、自らも陸海自について理解を深めた。
「一緒に仕事ができて誇りに思う」
河原町所には、父の内山友宣1陸曹も広報官として勤務している。臨時勤務を終えた内山士長は、「臨時勤務を通じて、地本業務内容や広報官の方たちが自衛隊にとってどれだけ重要な役割を担っているのかを理解することができた。そして、自分自身がその一員に加わることができ、また、一緒に働く機会がないと思っていた陸上自衛官の父と一緒に仕事ができたことを誇りに思う」と感想を語った。
河原町所は、「河原町所から入隊した隊員が元気に活躍し、臨時勤務での募集業務を通じて成長した姿を見せてくれてうれしく思う。今後も臨時勤務を要望し、部隊や京都出身自衛官らとのつながりを大切にして、募集任務に邁進(まいしん)していく」としている。