120ミリ迫撃砲の射撃。砲声をとどろかせ、砲弾を発射した瞬間

 【2022年10月6日(木)2面】

地雷原爆破や逆襲対処なども「来年度予定の師団訓練検閲に向け連隊一丸」

 <山形>神町駐20普連(連隊長・荒木1陸佐)は9月5日から10日の間、王城寺原演習場(宮城県)で令和4年度「連隊総合戦闘射撃」を行い、機能別射撃、昼間夜間における小銃射撃、陣地攻撃における戦闘行動に連携した戦闘射撃などを実施した。

 各中隊の小銃小隊は、昼間、夜間における戦闘射撃を実施し、練度を向上させたほか、今後訓練効果を向上させるための資を得た。

 また、新隊員教育隊は120ミリ迫撃砲、81ミリ迫撃砲の射撃で各中隊の隊員に射撃要領を教わりながら、初めての実弾射撃を行い、それぞれの特技における知識と技能を向上させた。

 中隊戦闘射撃では一連の攻撃行動に基づき、小銃小隊は実弾を携行した状態で攻撃前進を開始。分隊長の指揮・統制の下、弾薬の携行要領や安全管理などについて認識を深めた。

 状況開始とともに、施設作業小隊が70式地雷原爆破装置で地雷原通過口を開設。81ミリ迫撃砲、120ミリ迫撃砲、狙撃班の射撃が小銃小隊の前進を支援した。

 さらに、22即応機動連隊2機動戦闘車中隊のMCVによる射撃支援を受けつつ、小銃小隊は次々と現出する敵を撃破し、攻撃目標を奪取。引き続き、個人携帯対戦車弾、01式軽対戦車誘導弾での逆襲対処まで一連の任務を遂行した。

 20普連は「連隊は今回の訓練を通じ、各種火器の射撃練度向上を図るとともに、陣地攻撃における戦闘行動に連携した射撃要領を演練することができた。引き続き、令和5年度に予定されている師団訓練検閲に向け、連隊一丸となって取り組んでいく」としている。

70式地雷原爆破装置 施設作業小隊

小銃小隊が敵を撃破

新隊員も射撃練度を向上させた 81ミリ迫撃砲射撃


◆関連リンク
陸上自衛隊 神町駐屯地
https://www.mod.go.jp/gsdf/neae/6d/unit_hp/jinmachi_hp/index.html

陸上自衛隊 第20普通科連隊
https://www.mod.go.jp/gsdf/neae/6d/unit_hp/20i_hp/index.html