10施設群が山地機動訓練 蔵王山で遭難者を救助｜船岡駐屯地

　【2022年9月21日（水）2面】　＜宮城＞船岡駐10施設群（群長・木ノ下1陸佐）は8月29日、蔵王山（御釜）、宮城蔵王えぼしスキー場と公立刈田綜合病院で山地機動訓練を実施した。

　訓練は部隊の災害隊区である蔵王山で遭難者が発生したとの想定。生地を活用し、群長以下人員50人（東北方面航空隊7人含む）、車両14両、ヘリコプター2機が参加した。

　訓練では、東北方面航空隊と連携して、船岡駐から宮城蔵王えぼしスキー場に偵察バイクを空輸。迅速な前進経路の偵察を実施するとともに、レンジャー隊員を御釜に空輸して、リぺリングから速やかな捜索活動を実施する要領を練成した。

　引き続き、負傷した遭難者をヘリで病院に搬送する要領について、公立刈田綜合病院と連携して練成した。

　10施設群は「蔵王山における訓練は毎年実施しているが、今回は公立刈田綜合病院、宮城蔵王えぼしスキー場、東北方面航空隊など、部内外関係機関と協力することにより、これまで以上に充実した訓練が実施できた」としている。