70MC投射訓練(ロケット弾設置)
最先任上級曹長を長とするプロジェクトチーム
【2022年7月27日(水)2面】 <北海道>美幌駐6普連(連隊長・河村1陸佐)は6月26日から29日の間、然別演(しかりべつ)習場で令和4年度「第2次連隊射撃訓練」を実施した。訓練は、個人、部隊の射撃・爆破練度の向上を目的に、96式40ミリ自動てき弾銃射撃、89式5.56ミリ小銃による各個戦闘射撃、70MC投射訓練を実施した。
今回の各個戦闘射撃については、最先任上級曹長の藤田准陸尉を長とし、各普通科中隊から選抜された陸曹によるプロジェクトチームが段階的な射撃訓練を行った。
連隊射撃PJで定めた射撃基準(ガンハンドリング練度判定、非実射による各個戦闘射撃動作、25メートルの実弾射撃)に合格した者のみ各個戦闘射撃の実弾射撃検定に進めるため、各中隊は射撃PJスタッフによる練成・検定を駐屯地で行い、各個戦闘射撃検定を然別演習場で実施することができた。
その中には、本部管理中隊の女性自衛官(1陸士から陸士長)の3人も含まれ、駐屯地で連隊射撃PJで定めた射撃基準に示された動作を何度も何度も練成するととともに、中隊スタッフの検定に合格して射撃に挑戦した。
結果は、金橋1陸士が優秀な射撃結果により、特級練度に到達。7月1日の連隊朝礼で河村連隊長から表彰された。
また、70MC投射訓練は、今年度初の爆破訓練で、本部管理中隊の施設作業小隊、2中隊が96式装輪装甲車での車載投射を実施。障害爆破能力の向上を図るとともに、2中隊が初めて96式40ミリ自動てき弾銃射撃を実施するなど、部隊における射撃練度向上を図った。