【2022年7月15日(金)2面】 統合幕僚監部は7月11日、中国海軍のジャンウェイⅡ級フリゲート艦1隻が同7日から10日にかけて、与那国島(沖縄県)と台湾の間を通過し、太平洋と東シナ海を往復したと発表した。

 統幕によると、フリゲート艦は7日午後1時ごろ、魚釣島(沖縄県)の西北西約80キロの海域を南進し、太平洋に向けて航行。同10日午後2時ごろには、与那国島の西南西約50キロの海域を東進し、その後、与那国島と台湾との間の海峡を北進し、東シナ海に向けて航行したという。

 防衛省・自衛隊は、海自12護衛隊所属「あぶくま」(呉)、1海上補給隊所属「ましゅう」(舞鶴)、46掃海隊「くろしま」(沖縄)により、情報収集・警戒監視を行った。