業務隊長による指導
今年度の「要注意隊員」45人に教育
【2022年7月1日(金)2面】 <北海道>名寄駐業務隊(隊長・兼利2陸佐)はこのほど、業務隊所属の「健康管理要注意隊員」45人に対し、第1回健康管理教育を行った。隊員の健康改善意識を向上させるのが目的。遠隔地の稚内管理班と礼文管理班に所属する隊員はVTC(テレビ会議)で参加した。
業務隊は毎年、隊員の健康管理情報(メタボ、喫煙、歯科)を掌握して健康改善対象となる隊員を指定し、毎月の改善状況を報告させて改善を指導してきた。
令和元年度は14人が禁煙に成功、8人が歯科の治療を完了。令和2年度は1人が禁煙に成功、2人が歯科の治療を完了、4人がメタボを克服。令和3年度は1人が禁煙に成功、4人が歯科の治療を完了、4人がメタボを克服した。
今年度は、新しい施策として管理栄養士による栄養管理教育や、ダイエットに向けた運動教育、健康寿命増進に向けた歯科健康教育を計画。講師はいずれも業務隊所属の隊員であり、教育参加者が理解しやすいよう、隊員目線で工夫して教育資料を作成した。教育参加者からは「分かりやすかった」「ダイエットする決心がついた」などの声が上がった。
業務隊長は「業務隊には歯科医官や管理栄養士などの専門家がいる。引き続き、隊員の健康増進のため、専門的かつ科学的根拠に基づいた健康管理教育を実施し、健康改善を指導していく。また、駐屯地所在部隊の要請があれば積極的に協力し、駐屯地全体の健康増進に寄与していく」としている。