【2022年6月22日(水)2面】 航空幕僚監部は6月9日、空自航空中央音楽隊(隊長・前田2空佐)が、7月1日からフランス共和国で実施される「第43回国際軍楽祭」に参加すると発表した。

 諸外国で開催される国際軍楽祭に音楽隊を参加させることで、派遣国やほかの参加国との関係の構築、深化を図るとともに、諸外国における自衛隊の理解を深め、親近感の醸成に寄与するのが目的。

 軍楽祭は、7月1日から3日の間、フランス共和国のアルベールヴィルで開催される。空幕は「軍楽祭への参加は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止対策を講じた上で実施する」としている。

航空中央音楽隊

 所在は、東京都立川市の空自立川分屯基地。隊員は約70人。昭和36年、航空音楽隊として発足。同57年に航空中央音楽隊となり、防衛大臣直轄の音楽隊として防衛省の式典、各地での演奏会など年間約100回の演奏活動を行っている。これまで東京オリンピックや今上天皇即位の礼など、数多くの国家行事、国際イベントに参加している。

 平成4年に世界の優秀な軍楽隊に贈られる「ジョージS.ハワード大佐顕彰優秀軍楽隊賞」をアジアで初めて受賞。同7年には、静岡県浜松市で行われた世界吹奏楽大会(WASBE)に出演した。同11年、自衛隊音楽隊として初めて、カナダ・ハリファックス市で開催された世界の軍楽隊の祭典「第20回ノバスコシア国際タットゥー」に参加するとともに、アメリカのワシントンD.C.でアメリカ空軍軍楽隊と共演した(ホームページから)。


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