【2022年6月7日(火)2面】 統合幕僚監部は6月1日、北海道・知床半島沖の観光船沈没事故で、自衛隊による行方不明者の捜索活動を終了したと発表した。同日午前0時、第1管区海上保安本部長から空自2航空団司令に対し、災害派遣の撤収要請があった。

 今回の活動は事故発生当日の4月23日、1管が災害派遣を要請。洋上から海自の護衛艦や掃海艦、掃海艇が、また、上空から陸海空自の航空機を投入し、捜索を続けた。さらに、政府現地対策本部などにLO(連絡員)を派遣し、自治体などとの調整にあたった。

 4月29日には、掃海艇「いずしま」が、水中カメラを備えた捜索で、深さ約120メートルの海底から初めて船体を発見した。


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