幹候生志願の学生も

 【2022年5月24日(火)1面】 山形地本米沢地域事務所(所長・島津1陸尉)は4月28日、山形大学工学部で新型コロナウイルス感染症対策を万全に行った上で、同大学では3年ぶりとなる対面での説明会を実施した。説明会は、将来の自衛隊の研究開発を牽引(けんいん)する人材を確保するため、同大学生活協同組合の公務員講座に登録している学生に自衛隊の仕事内容と魅力について理解してもらうことを目的として行われた。

 感染症対策のため、令和2年度から対面ではなくオンラインでの説明会を行ってきたが、今年度から制限が一部緩和されたため、対面が実現した。

 説明会では、技術系幹部自衛官の概要や試験日程、ワークライフバランスの説明を行うとともに、自衛官のやりがいや誇りを直接アピールした。参加学生からは、「機械系の研究を今後も続けたい」「ロジスティクス(物流を一元管理すること)に係る研究開発がしたい」「防衛装備に係る研究開発は人々の暮らしに役に立つことができるのか」「団体での生活に不安がある」などの質問や意見があり、丁寧に回答した。その結果、1人が一般幹部候補生を志願してくれることとなった。

 米沢所は「今後もオンラインと対面の両方を活用して説明会を実施し、募集対象者の環境や背景に合った効果的な募集業務を行っていきたい」としている。

 今月10日付からスタートした「学生を求めて」(随時掲載)は、将来の現場指揮官として期待される一般大学生らを対象とした地本のさまざまな広報活動に注目した企画です。


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