LCAC、練習艦を見学

 【2022年5月11日(水)1面】 静岡地本静岡募集案内所(所長・河野准陸尉)は3月15日、今沢海岸(沼津市)で行われた海自のエアクッション艇「LCAC」の見学会に高校・大学生とその家族ら17人を引率した。

 海岸には、駿河湾の沖に停泊中の輸送艦「くにさき」から発進したLCACがすでに上陸しており、参加者は大きく開いた艇首側から乗艇した。

 乗組員の説明を聞きながら、操縦席や最大50トンの運搬能力を持つ車両甲板、総出力1万5千馬力のエンジン部、後部にある推進力発生の役割を持つ2つの大きなプロペラを見学した。

 参加者からは「写真では分からない実物の大きさを肌で感じることができた」「乗組員と話すことができ、海自の活動を知ることができた」といった感想が聞かれた。

(一部加工しています)

 4月9日には、海自横須賀地方総監部(横須賀市)で行われた艦艇見学に学生ら2人を引率した。海自の幹部候補生が乗艦し、海洋訓練を実施している練習艦「しまかぜ」の横須賀寄港に併せて、将来、海上自衛官を志す若者を対象に行われた。

 参加者はまず、同総監部の会議室で「しまかぜ」が所属する練習艦隊の概要説明を受け、同艦の乗組員と懇談。海自の魅力や艦内での生活の様子を聞き、海自への理解を深めた。

 その後、参加者は岸壁へ移動し「しまかぜ」に乗艦。新型コロナウイルス感染予防対策のため艦内の見学はできなかったが、甲板で乗組員から同艦の装備や設備などの説明を受け、甲板上を見学した。

 岸壁に戻った参加者は、近くに係留中の護衛艦「いずも」に目を向け、そのスケールの大きさに驚いていた。最後に、横須賀に来た思い出に同艦の前で記念写真を撮って気分を高揚させていた。

 見学終了後、参加者からは「普段入ることのできない横須賀基地の空気に触れ、間近に練習艦を見学したことで自衛隊への憧れが強くなった」「仕事のやりがいや、艦内での生活の様子など、隊員から貴重な話を聞くことができた。自衛官を進路の一つとして考えている自分にとって、良い刺激になった」といった感想が聞かれた。

 静岡所は「今後も自衛官が働く職場を見学する機会を活用し、自衛官を目指す若者のサポートを積極的に実施していく」としている。

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 今月10日付からスタートした「学生を求めて」(随時掲載)は、一般大学生らを対象とした地本のさまざまな広報活動に注目したワッペン企画です。「プロローグ」として地本の3、4月の報告を中心に紹介しています。


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