サイバー攻撃、ネットワークなどの教育を導入
【2022年5月10日(火)2面】 <北海道>岩見沢駐12施設群(群長・荒関1陸佐)は1月13日から4月18日の間、同駐と孫別演習場で令和3年度「陸士特技課程初級部隊暗号電信教育」を実施した。教育は、部隊の無線通信手、信務手として必要な知識と技能を習得させ、特技を取得させるのが目的。本部管理中隊が担任し、教官を核心として助教5人、学生12人(男7、女5)の編成で教育を行った。
学生たちは日々練成を重ね、4月6日から7日にかけて総合訓練を実施し、通信所の開設・維持、運営、電報の送受信を夜通しで演練した。
また、4月13日から15日に学科、器材操作、送信、受信、暗号基礎作業、組み立て、翻訳などの修了試験を受験。学生たちは、今までの練成の成果を遺憾なく発揮するとともに、無事全員が修了試験に合格し、晴れて「無線通信手・信務手」となり、胸を張って原隊へと帰っていった。
今回の教育は、暗号・電信の同時並行教育と、新たにシステム、サイバー攻撃、ネットワークなどの教育が導入され、今まで以上にハイレベルな教育となった。
12施設群は「今後、この教育で得た知識と技術を部隊で発揮してもらい、部隊の通信維持のため活躍することを期待したい」としている。