【2022年4月12日(火)1面】 熊本地本(本部長・橋本1陸佐)所属の松本明雄予備陸曹長が、西部方面隊の精強化に貢献した功績により、令和3年度「方面優秀隊員表彰」を受賞した。松本予備曹長は、自衛隊任期満了退職とともに、昭和56年3月15日の予備自衛官に志願し、採用以来40年間にわたり、毎年欠かさず招集訓練に出頭(総出頭日数195日)した。
松本予備曹長は、招集訓練ではベテランの予備自のみならず若い隊員からも人望を集め、世代間の取りまとめ役として活躍した。
また、小国町議会議員を3期務めており、地域住民と自衛隊の懸け橋として防衛意識の高揚に貢献するとともに、募集相談員としても良質な隊員の入隊にも寄与している。
方面優秀隊員は、西部方面総監主催による招待行事が予定されていたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により中止となったため、西部方面総監の委任を受けた熊本地本長主催の招待行事が3月24日に熊本地方合同庁舎A棟1階大会議室で挙行され、夫人同伴で参加した松本予備曹長に対し、熊本地本長から顕彰盾と記念品が授与された。
授与後、西部方面総監の祝辞ムービーを鑑賞した松本予備曹長は、「予備自として地道に訓練などに邁進(まいしん)してきた甲斐があった。予備自は来年3月で上限年齢による任期満了退職を迎えるが、引き続き予備自の制度普及や熊本地本の任務達成に貢献したい」と話していた。
熊本地本は「今後も予備自の出頭環境の整備に努めるとともに、松本予備曹長に続く優秀隊員が輩出されるよう、予備自等制度の充実に努力する」としている。
※橋本本部長の「橋」は、正しくは旧字となります。