小学生の実習に協力|福島地本

 福島地本会津若松出張所(所長・鈴木1陸尉)はこのほど、2日間にわたって国立磐梯青少年交流の家(猪苗代町)主催の「ふれんどキャンプ(防災編)」に協力し、地元の小学生6人に対する防災体験実習を行った。

 初日は、防災に関する知識を楽しく覚えてもらうことを目的に、地震のメカニズムを知る「なまずの学校」や、防災知識を遊びながら学べるカードゲーム「シャッフルプラス」、避難所で役に立つ紙皿つくり、毛布担架搬送や応急処置での止血法、ロープワークの実習を行った。

 2日目は、チームワークを重要視。チームによる競技方式で応急手当てなどの実習を行い、参加した生徒からは、「実際に避難するような状況になった際に生かしたい」「応急手当ては、一人で対応するよりも協力することで素早く対応できました」などの感想があった。

 会津若松所は「今後も磐梯青少年交流の家と連携し、子供たちとの交流の中で自衛隊の任務を理解してもらうとともに、防災意識の高揚につなげていく」としている。


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自衛隊 福島地方協力本部
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市の一斉訓練で|京都地本

 京都地本京都地区隊(地区隊長・後藤3陸佐)は3月11日、京都市が実施した「京都市シェイクアウト訓練(京都市一斉防災行動訓練)」に参加した。

 訓練は、同市が平成30年度から参加者10万人規模で実施しており、「地震から身の安全を守る行動を身につけるとともに、地域、学校、職場などの組織における災害時の対策や身の回りの安全対策の再確認を促進する」のが目的。京都地区隊は、2年連続3回目の参加となる。

 訓練は「シェイクアウト訓練」「京都市からの緊急速報メールの受信確認」「参加者計画の個別訓練」で構成。当日は、京都地方合同庁舎、河原町募集案内所、京都募集案内所の3カ所で訓練に参加した。

 最初に、シェイクアウト訓練で地震の揺れから身を守る3つの安全行動((1)姿勢を低く保つ(2)頭を守る(3)動かない)を実施。次に緊急速報メール受信状況を確認。最後に、事務所計画の個別訓練で連絡態勢の確認、避難場所の確認、棚などの転倒防止対策、消火器位置を確認した。

 京都地本は「引き続き、各自治体が実施する防災訓練に積極的に参加し、即応態勢や自治体との連携要領を確認するとともに自衛隊の広報に努めたい」としている。


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自衛隊 京都地方協力本部
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中学校で救急法を指導

 神奈川地本横浜中央募集案内所(所長・大柿2陸尉)はこのほど、横浜市立橘中学校で救急法講習会を実施した。

 講習会では、「絶体絶命のときでも、あなたは自分の命を守りぬけますか」を題目に講話を実施。災害派遣に参加した体験談や自衛隊の活動の概要を説明した。

 その後、救急法(直接圧迫止血法、間接圧迫止血法、搬送など)を実際に行いながら講習を行い、併せてロープワークの体験、人命救助セット(個人用)の紹介、取り扱い要領を説明した。

 参加した3年生は、救急法などを体験したり、災害派遣の話を聞くことで自衛隊の認知度向上につながり、将来の仕事の選択肢の一つとして考えてもらえる良い機会となった。

 横浜中央所は「今後も自衛隊の活動に理解、協力してもらえるよう、学校とのより良い関係構築に尽力していきたい」としている。


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自衛隊 神奈川地方協力本部
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 【2022年4月5日(火)1面】