【2022年2月17日(木)1面】 京都地本京都地区隊(地区隊長・後藤3陸佐)は2月3、4の両日、京都市伏見区の京都市立京都工学院高校で2年生56人に対し、防災講話を実施した。講話は、同校のフロンティア理数科の授業に講師として招聘(しょうへい)された。2年連続2回目の実施となる。

 授業の最初は、自衛隊の任務や災害派遣について紹介。特に東日本大震災での活動映像を上映すると、学生は真剣なまなざしで視聴し、自衛隊の役割、仕事内容などについて理解を深めた様子だった。

 後半は、東日本大震災の現地で災害派遣に従事した隊員の講話を実施。「災害派遣での仕事内容など」の体験談や、「生徒からの質問対応」「なぜ、自衛隊を選んだのか」「職業人としてどのようなプロ意識で取り組んでいるのか」について、キャリアに関する内容も交えながら講話した。

 参加した生徒からは「自衛隊の活動が理解できた」「防災について必要性を感じた」「ほかの生徒にも聞いてもらいたい」など多くの感想が寄せられた。

 また、教諭からは「参加者を増やし、実技体験もできるよう検討したい」「来年度もお願いします」などの希望があった。

 京都地本は「防災講話を通じ、生徒の皆さんに災害現場での自衛隊の活動、日頃の備えについて伝えることができた。今後も継続し、一人でも多くの方々に自衛隊を理解してもらいたい」としている。


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