地雷による道路閉塞
【2022年2月16日(水)2面】 <北海道>岩見沢駐12施設群(群長・荒関1陸佐)はこのほど、399施設中隊に対し、「防御支援に任ずる施設中隊の行動」について駒ケ岳演習場で訓練検閲を実施した。
検閲は、28普連との協同訓練の場を活用。受閲中隊は28普連に配属し、2中隊の防御支援を主体として、陣地構築、障害構成などの施設支援が求められた。
検閲開始にあたり統裁官(群長)は、(1)プロとして、被支援部隊の要求を第一義に支援し、任務を遂行せよ(2)中隊「一丸」となり、いかなる困難も克服し、任務達成に邁進(まいしん)せよ(3)基本基礎を徹底し、安全管理に万全を期せ-の3点を要望した。
中隊は、岩見沢駐で隊容検査を受け、翌朝、前進命令を下達した後、駒ケ岳演習場へ前進し、集結地を占領した。
検閲間、降雪や氷点下の気温の中、1小隊は、道路閉塞、道路破壊、鉄条網などを組み合わせた複合障害を10カ所構成し、2小隊は、指揮所用簡易掩蓋掩壕(えんがいえんごう)(2.5LP)を構築後、1小隊の障害構成支援を実施した。また、器材班は、対戦車壕(約50メートル)と中距離多目的誘導弾露天掩体などの構築をした。
399施設中隊は被支援部隊の任務達成に寄与するため、綿密な調整の下、最大限の施設支援を実施し、任務を達成した。
12施設群は「399施設中隊は群唯一の機動支援中隊として、これからも練度の向上を図る」としている。