【2022年2月2日(水)1面】 熊本地本宇城募集案内所(所長・藤木2陸尉)は1月7日、同所が管轄する宇土市立住吉中学校の陸自高等工科学校受験生、保護者との懇談会を高工校生徒とともに実施した。懇談は、受験生徒に少しでも不安なく試験に臨んでほしいという願いから、帰省に伴う帰郷広報に合わせて計画。高工校2年の伊藤生徒が広報活動として質問に応答した。

 懇談で、受験生は試験を控えているため緊張した様子だったが、「面接では、何を聞かれましたか」、また、入校後のことでは、「学生寮の部屋は何人部屋ですか」「友達はできますか」などと質問。保護者は「長期休暇は帰省できますか」「同じ熊本県民は多いですか」などを聞いていた。

 伊藤生徒は、自身の体験談を踏まえ、高工校の魅力を紹介。懇談は、約30分にわたって行われ、時間が経つにつれ話がはずんだ。受験生は、懇談開始時は受験を控えて緊張の面持ちだったが、笑顔も見られた。また、生徒の生の声に熱心に耳を傾けている様子がうかがえた。

 受験生は、「制服がかっこいい。あこがれの制服が着用できるように、まずは試験を頑張ります」と話した。また、伊藤生徒は「このような帰郷広報活動は初めてだったが、自分が受験するときのことを思い出した。今後、後輩などの部下指導を行う時のアドバイスのやり方の参考となった。良い経験となった」と感想を述べていた。終了時には、「高工校で待っているよ」と受験生へ言葉を掛けていた。

 また、川端校長から「受験生への大きな励みとなった。貴重な時間をいただき、ありがとうございました」とお礼の言葉があった。

 熊本地本は「これからも地域・学校などと連携し、自衛隊に対する理解促進のため、積極的に広報活動を部員一同努めて参ります」としている。

ご家族を含めた懇談(写真は一部加工しています)

受験者との懇談(写真は一部加工しています)


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