不発弾の現地安全化 夜間作業でも「練成の通り」｜陸自15旅団

　【2022年2月2日（水）2面】　＜沖縄＞陸自15旅団101不発弾処理隊（隊長・佐藤2陸佐）は1月21日、空自那覇基地で発見された不発弾の現地安全化を行った。動かすと爆発する危険性がある不発弾を警察、消防、地域の自治体と協力し、発見現場で処理するため、今回は飛行場付近で発見されたことから、航空機のフライトなどの関係で夜間作業となった。

　不発弾処理に参加した101不発弾処理隊の安野3陸曹は、「今回は、夜間作業でしたが、作業の内容は変わらないため、練成の通り確実に処理することができました」と述べた。

　令和4年1月24日現在の不発弾処理実績は、3万8844件（1843トン）になった。

　15旅団は「今後も沖縄県民の皆様の安心・安全のため、日々任務に邁進（まいしん）して参ります」としている。

旅団の29人、3曹昇任

　陸自15旅団（旅団長・井土川陸将補）は1月18日、那覇駐で3曹昇任式を行った。今回で7回目。式には、昇任者が所属する各部隊の最先任上級曹長、先任上級曹長が参列し、隊員の昇任を祝福した。

　昇任式では、1月1日付で3曹へ昇任した29人の隊員が壇上に上がり、決意表明を行った。担任官で15旅団最先任上級曹長の蛯原准陸尉は、「3曹昇任、おめでとう。今までの経験と、陸曹教育隊で学んだこと、これからの諸先輩たちからの教えなどを大事に、日々精進していただきたいと思います」と祝辞を述べた。

　3曹昇任式に参加した15通信隊の大坪3陸曹は、「陸曹であることの自覚と責任を持ち、幅広い分野で活躍するため、技能を磨き、常に実行力を発揮して、小部隊の指揮官として後輩の指導にあたり、部隊の即戦力になる陸曹を目指します」と力強く決意を述べた。

　15旅団は「今後も後進の育成に努め、皆様の安心・安全のため引き続き精進して参ります」としている。