【2022年1月19日(水)2面】 今年も年明け恒例の行事が各部隊で実施された。訓練始め、成人行事、昇任者の決意表明…。それぞれに決意を新たにした新年の表情を報告する。

 <山形>神町駐20普連(連隊長・荒木1陸佐)は1月11日、駐屯地体育館で「連隊朝礼」を、営庭で「令和4年連隊訓練始め行事」を実施した。

 連隊朝礼では、各中隊を代表して年男・年女が今年1年の抱負を元気溌剌(はつらつ)と発表。最先任上級曹長と各中隊長がだるまの目入れを実施した後、最後に連隊長が目入れを行った=写真。

 連隊長は年頭の辞で「新年を迎えるにあたり、おのおのが目標を持ち、それに向かって日々努力を積み重ねてほしい。その小さな努力があって大きな成長を得ることができる。また、健康管理に留意しつつ、統率方針である『ひとに優しく仕事に厳しく』、要望事項『凡事徹底』『唯一無二』を念頭に置き、今年1年、頑張っていこう」と述べ、連隊のさらなる飛躍を祈願した。

各中隊の年男・年女が新年の抱負を発表

だるまの目入れ

連隊長年頭の辞

 訓練始め行事は、年始の業務開始にあたり、部隊の士気高揚と団結の強化を図ることを目的に、自衛隊体操とアキオ曳航リレーを実施。自衛隊体操では1月1日付で3陸曹に昇任した9人が体操指導者となり、節度ある動作、統制のとれた体操を行った。

 アキオ曳航リレーでは、連隊本部と各中隊、それぞれ16人の曳航者(1グループ4人)が各中隊長(連隊本部は副連隊長)をアキオに乗せた状態で、100メートルの直線コース2往復をリレー形式で滑走し、熱いレースを繰り広げた。

 また、報道各社が取材に訪れ、取材を受けた4中隊の菅原陸士長は「アキオ曳航リレーで1位を取れたので、この流れのまま気持ちよく1年を過ごしたい。また、今年はスキーの練成に力を入れるとともに、私生活では新しい趣味を見つけて、さらに充実した日々を過ごしたい」と抱負を語っていた。

 行事を終えた隊員たちは、すがすがしい表情で年の始まりを実感しつつ、新たな1年を駆け抜けるための絶好のスタートを切った。

自衛隊体操の指導者(1月1日付で3曹昇任の9人)

アキオ曳航リレー

取材を受けた第4中隊 菅原士長


◆関連リンク
陸上自衛隊 神町駐屯地
https://www.mod.go.jp/gsdf/neae/6d/unit_hp/jinmachi_hp/index.html

陸上自衛隊 第20普通科連隊
https://www.mod.go.jp/gsdf/neae/6d/unit_hp/20i_hp/index.html