攻撃準備を行う高射小隊
【2021年12月21日(火)2面】 <北海道>名寄駐3普連(連隊長・山﨑1陸佐)は11月23日から30日の間、初冬を迎えた上富良野演習場で令和3年度「第5次連隊野営」を実施した。連隊は、攻撃での普通科連隊としての行動を通じて諸職種との調整、連携行動を演練し、任務遂行能力を向上させた。また、2中隊、本部管理中隊対戦車小隊の訓練検閲を実施し、教育訓練成果を評価して、その進歩向上を促した。
訓練検閲を受閲した2中隊、対戦車小隊は、検閲開始以前から名寄駐と近傍で約13時間にわたる徒歩行進訓練を昼夜にかけて実施。普通科隊員として必要な徒歩行進能力を向上させた。
訓練開始当日に実施された訓練検閲開始式で統裁官の山﨑連隊長は「『強い者が勝つのではなく、勝った者が強い』と言うならば俺たちは、この戦いに勝たなければならない。よって『勝ってこい』。この1点を要望する」と訓示を述べた。
各受閲部隊は、それぞれに与えられた任務を完遂するため訓練検閲に臨んだ。
連隊は「演第3機械化大隊」となり、大隊長を核心とし、諸職種部隊と協同して情報、砲迫火力、対機甲火力などを連携させ、早期に敵を撃滅するため全力を尽くした。
訓練の終始にわたり、短時間での多量の降雪で不安定な足場の中での攻撃となったが、隊員たちは、事前に準備を万全に整え、一人ひとりが一丸となって勇猛果敢に戦闘。それぞれに与えられた任務を無事に完遂した。
3普連は「国防任務完遂のため、引き続き、各種訓練を継続し、部隊の精強化を図っていく」としている。